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僕はもともとテレビ局で仕事をしていたんですけど、この仕事に就いたきっかけはね、最初のほうから言うと、小学生の頃の友だちが映画館の息子でね、毎日学校終わった後、映画館に通ってたんですよね。

そこが遊び場だったんですよ。昔は小さな映画館が街には結構たくさんあって、たまたま友だちが映画館の息子だったから、僕もそこでポップコーン食ったり、飲み物のんだりしながら、あの暗い空間に入って映画を見ていて…。毎日かかっている映画が同じだったりするんですけど、子どもですから、そんなに集中しないから、2時間も見てられないんだけど、飽きたら外へ出る、って感じで。そんな毎日だったから、映画監督には子どものころからなりたかったような気はするんですよね。  それとね、子どものうちは一緒じゃないですか。作りごとも、現実も。ヒーローが本当に世の中にいるって思ったりするじゃないですか。でも、ある程度大きくなれば、現実の世界と、映画の中の世界って区別するじゃない。あ、これ、役なんだな、っていうのが分かるじゃない。それがね、子どものくせに、僕は、つくりものだっていうのが分かったっていうか、感じてた。だから、ゴジラとかそういうのも、もちろん作り物だなって、もう早い段階で分かってた。そんな子どもだった。
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